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永遠のアイドル ジュリー ~現役、沢田研二~

D
 1970~80年代に、日本一のアイドルとして帝王のごとく君臨したアーティストがいます。
 ザ・タイガースのボーカルをつとめた後にソロデビューした沢田研二。日本中の女性の目を釘付けにして離さず、まさにトップオブアイドルと呼ばれるべき数々の功績を残した「ジュリー」。俺の母もファンでした。
 なにを隠そう、俺は母親に音楽的教育として幼いころより沢田研二を聴かせられ育ったと言っても過言ではありません。実家にいた高校生までは、朝食のためにリビングに降りたらなにかの曲がかかっていると言うのが日常で、テレビは基本、ついていませんでした。朝食が終わるとちょうど連続テレビ小説の時間になるので、父は仕事へ、俺と妹は学校へ、母はテレビへ、というようなサイクルです。ちなみに母も連続テレビ小説が終わったら仕事でした。
 そのときにかかっていた曲で一番頻度が高かったのは「ネコの鳴き声でクリスマスミュージック」という、今ではタイトルもよくわからぬ奇天烈なシロモノですが、確か犬バージョンもあった気がします。父がそういうの大好きで、別にクリスマスシーズンでなくても、寒い季節には決まってこれがかかっていました。飼っていた猫が毎度のごとく首をきょろきょろさせていて「これはもしや虐待ではないか」というような話をしていた気がします。
 閑話休題。その楽曲が一時期ジュリー一色だった時がありまして、そのころはちょうど90年代バンドブームが終わりを告げて、タケノコのように湧いていたバンドたちがフェードアウトしていった時期です。永遠のマイブーム、SURFACEの二人もこのあたりでちょうどチャートから姿を消しておりました。多分。そろそろこのころの記憶も曖昧だなぁ。そして俺はにわかに始まったジャパニーズヒップホップブーム、メロコアブームに見事に便乗しており、いわゆる「歌謡曲」である沢田研二の曲はあまり好意的に捉えていなかった覚えがあります。かといって朝っぱらからみそ汁飲みながらブラフマン聴いたりする気も起きず(親が機嫌悪くするし)流れるに任せていたという次第です。そういうわけで「タイトルはわからずともメロディと歌詞は知っている」という曲が妙に多く、今でも「勝手にしやがれ」なんかはタイトルと実際の楽曲にどうも違和感を覚えたりします。
 実際、沢田研二を毎朝のように聴いていた高校生もそう多くはありませんでしょうが、このころ聴いたいわゆるベスト「ロイヤルストレートフラッシュ」に納められている曲は、今でもソラで歌えるものが多かったり多くなかったり。
 
 おそらくその素養があったからかも知れませんが、大学も三年(だったかな)のころに、親が「ジュリーのコンサートあるから行かない?」と聞かれて「行く」と答えました。しばらく沢田研二の曲を聴いていなかった俺は、確かそのころ五十を過ぎているはずの、かつてのアイドルであるところのオッサンがコンサートをする、と言うのに妙にワクワクした記憶があります。凄くても凄くなくてもネタになるわけで、残念ながらこの時の俺はひねくれの度が過ぎてこんなんでしたので怒らずに続きをどうぞ。
 そのコンサートは多摩センターであり、いわゆる「ライブ」ではなくガチでコンサートです。観客はホールの席に座り、ステージの上でホストの歌う曲を聴く、という形。なにしろ年期の入ったファン層ですから、そうでもしないと二時間は保たないと思われる。事前の予想はほぼあたっており、おそらく観客の最年少は俺でした。妹が熱を出していなかったら妹が最年少だった。

 さて、今でこそある程度詳しくなっておりますが、このころは「懐メロ」で見たくらいの情報量しか持ち合わせておらず、沢田研二は昔は凄かったらしいがどう凄かったのかは全然わからず(ジャニーズのポジション?)今はどうなってるのかはそれ以上にわからず、コンサートが始まる直前になって妙に後悔したのを覚えております。せめてWikipediaなりで調べておけばよかった。母親もファンではあるものの、いわゆる一度卒業したのが再燃しているため、知識には空白期間があります。今の彼がどうなっているのかが詳細にわかりませんし、過去の記憶もかなり危うい。こんなのでノれるのでしょうか、ワタクシ。これがロイヤルストレートフラッシュの楽曲ばかりであれば問題はまったくありませんが……まあ、かつてのアイドルだからそういうのも可能性はなくはない、というところ。もしかしたら、という期待に身を寄せて、主役の登場を待ちます。

 登場したときの感想は述べますまい。特に変わったところのないオッサンでした。むしろ大事なのは登場したあとからで、彼は外見はオッサンでも、振る舞いは十二分にアイドルだったのです。これには度肝を抜かれまして、一度曲が始まればその年齢もなんのその、往年の歌声ほど高くはありませんが深みのきいた艶のある歌声で、ホールに声を響かせたのです!
 還暦間近、五十も後半。親父より年上。にもかかわらずこのエネルギッシュな舞台はなんでしょう! 回りのおばちゃんたちも思わずスタンディングしており、俺もノらなければやばい的な雰囲気にホールは支配されておりました(ちなみにこのときスタンディングしてなかった人数だけ男性がいたと思われます)。途中休憩を挟まず(多分)二時間ずっとこれです。いくら何でもここの空間若すぎる。沢田研二という男を舐めていました。アイドルを舐めておりました。
 それから、かなりひっそり、俺の沢田研二ブームが始まったのです。

 手始めにWikipediaを見る。情報の信憑性はともかく、なにかの入門としてはWikipediaは最適である。沢田研二の項に書かれてある数々の伝説は、あまりに伝説過ぎて眉につばつけて見ていましたが、あのオーラを感じ取った後であればなんとなく信じても良いような気がしてくる。
 代表的なのを挙げると、
「ザ・タイガースは日本で初めての長髪の男性アイドル」「日本で初めてのスタジアムライブ」「日本で初めての全国ツアー」「紅白史上初めて演歌歌手以外で大トリを務めた」「男性ポップス歌手として、初めてのオールヌード写真集」「日本人として初めてフランスのヒットチャートにBEST10入りした楽曲」などなど枚挙に暇がなく、なんだかマイケル・ジャクソンなみの大人物に思えてくる。実際の所、スケールは違えども、そういっても言い過ぎではないのではとも思っておりまして、なにしろ現在でも精力的に楽曲をリリースし毎年新曲をひっさげてコンサートをやっているというから尋常ではない活動ぶりですから、まさに音楽を、アイドルをやるために生まれてきたと言えましょう。
 
 以来、俺のipod(現在はiphone)には沢田研二の曲が鎮座し、SURFACEと共にかなりの頻度でローテーションしております。新しい曲はあまり買ってはいませんが、「俺たち最高」というアルバムはitunesで購入しており、また単独で「未来地図」を買い、これは今も俺のベストオブジュリーです。何が凄いって、今出している曲も、決して古く聞こえない、と言う点で、三拍子の「風に押され僕は」の大陸風な楽曲から、「TO・MO・DA・CHI」のようなコテコテのロック(エセ関西弁)、バラードと非常に幅が広い。声も前述したとおり、往年の高さはさすがにありませんが、音の質はそのままで、安定した深い響きをもつものになっています。特に「未来地図」の完成度は半端ではなく、還暦あたりに発表した曲でなお未来の事を歌うというのもネタとしてグッド。とても60歳が歌ってるとは思えず、若々しさを残したままの理想的な歳の取り方をしており非常に羨ましい。この未来地図はitunesで視聴することができるので、是非とも聴いて欲しい一曲であります。歌はむしろうまくなっており、ずっと歌い続けているのだから至極当然の話、何度でも書きますが、もはや日本ポップスの権化とも言えるでしょう。
 もちろん沢田研二だけが特別と言うことはないはずで、いい年になっても歌い続けているという音楽の虜は大勢おりますが、そしてなお光を放つかっこいいオッサンオバサンたちも大勢いますが、その中でもこの沢田研二、いまだアイドルという点が非常に光っている。この歳までアイドルであるのもさりながら、それを本人が楽しんでいる、というのがトークから伝わってきて、この若造までも楽しい気分になってくる。褒めすぎの感がありますが、沢田研二については褒め言葉しか出てこないのでしかたがありません。

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