• 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

戦闘破壊学園ダンゲロスキャラクターズ2

相変わらずネタバレ全開です。

夢見崎アルパ
「神性垣間見えるまでのビッチ」鏡子と対をなす、生徒会きっての下ネタ番長。この小説、番長側よりも生徒会側のほうに問題児(と呼べるほどかわいいものでもない)が多く、いくら清濁併せ持つとかっこいいことを言っていても、両軍のメンツを比べるとどうしても番長側に肩入れしたくなって参ります、というのは俺の意見ですが、その問題児の中でもこの夢見崎アルパはかなり微笑ましい類。
 ド正義が鏡子討伐のために用意したメンバーの一人ですが、このときのド正義の言からは完全に肉の盾という悲惨な扱いで、しかし彼こそが鏡子打倒の要というような口ぶり。彼が攻撃を受ける事こそが作戦の成就と言いたいようで、ド正義や言葉姉さんにならび立つ最強候補で、またハルマゲドンの緒戦で(とてもショボイといえど)二人の魔人を余裕で葬ってしまった『転校生』すらも屠り、戦線に出てこないことで「相当楽になり申した」と生徒会参謀赤蝮に言わせ、なおかつカバーの表で五行もつかってキャラ紹介(イラスト付き)までされている鏡子に対して、5分以上も絶えることができるという。なんか知らんが夢見崎アルパ、とても凄そうだ。それほどの戦力であれば「性格が使い物にならない」という欠点などあってなきがごとし。使い物にならなさにもよるが、ちゃんと命令すれば行くのだろうから問題なしだ。
 このときのエースの評価「アルパの如き変態」というのが気にかかりますが、ついに名乗りを上げてしまった不良(番長、セックスしてください!(妥協して「オナニー見せてください」))や『架神恭介』の処刑時になんか弄りまくっていた男女生徒、とどめとばかりに鏡介でもうそっち系の耐性はできつつあり、多少の変態では動じない姿勢になりつつある。鏡介以上の変態はいないだろうし。むしろどんな変態が鏡子と戦うのか、というようなある種の期待感までもが沸々と湧いてくるわけでして、今までなんやかんや言ってて主要メンバーたちは常識人が多かった中での「変態」の登場に心躍りすらするわけですね。
 このとき、鏡子の能力はあきらかになっておらず、カバーにて異様な存在感をはなつビッチ・オブ・ビッチであること、にもかかわらず、どうにも容姿はおとなしめであること、また魔人でも一、二を争う強さを持つこと、そして「殺さないつもり」である点が明かされており、ぶっちゃけ「よくわからないがなんか最強クラスに凄い」ような凄くないような。とにかく戦う時は多分エロゐことするに決まってるはずなので、このアルパはそれに耐性を持つ、つまり絶倫なのではないか、という予想がぼんやりと、しかし確かな期待をもって浮かんでくるわけですな。実のところ、直前の『鏡介』の章である程度ヒントは出ているのですが、まさか曾祖母が鏡子であるという発想には繋がらず「こんな魔人がいるならビッチなりの能力があるんですね」みたいな、そういうイメージがついているワケでして、この辺は妙に巧いプロット構成になっていると改めて感心します。まねしたいなぁ。
 さて、その後鏡子のビッチっぷりが赤裸々に披露され、『架神恭介』を処刑しド正義に中性を誓う自称ウンコの一ノ瀬君が、面白い悲鳴と共にあまりにもあっさり沈められ(しかも片手間)、また存在感があるようなないようなツミレもまた笑える悲鳴と共に崩れ、エースが真面目に作戦遂行を目指す様がとても笑えるダンゲロス屈指の戦闘シーンが繰り広げられる中、アルパはド正義のもくろみ通り、真価を発揮するわけですが、まさかこのとき、彼の変態性もまた真価を発揮するとはだれが思っていたでしょうか。
 アルパのセリフは全体を通してもほぼシモでしめられていますが、この時の「もっと、もっと」はドン引きを促すのにこれほど適当なものはござらん。三分で生ける屍になるほどの責めと言えば、男性諸兄ならどれほど恐ろしいものであるかは容易に予想されるものでして(俺は男なので女性がどうなのかはわかりませんが)、現に瞬く間に一ノ瀬が射精の噴水状態になっているのでその実力は非常にわかりやすく提示されているのですが、その責めを「もっと」とはなんという絶倫――ではない! こいつ、気絶している!
 鏡子の責めはしっかり効いており、アルパ自身は気絶しているにもかかわらず「もっと」です。このとき俺は思わず本を放り投げ、しばらくベッドの上で笑い転げておりました。なにがツボに入ったのか、後から考えるとちっともわかりません。
 なるほど! 確かにアルパの能力、「誰も殺さない」と決心している鏡子に対しては非常に強力である! このアルパの能力、対鏡子用にあえて設定された能力なのかと思いきや、物語の終盤でもある程度大事な箇所で出てくるため、また新鮮な驚きを与えてくれたりする。
 アルパは中盤と後半にそれぞれ一度ずつ登場しますが、どちらも局部を露出させているというあまりにもあんまりな格好。しかも中盤の方は切り取られた鏡子の手を道具にしてマスターベーションですから、このあたりは「生徒会の面々も、気味が悪くてとても見ていられない」に誰もが同意であります。さりげに脅威の頑丈さが明らかにされており、なるほど、一ノ瀬とツミレとの対比としてアルパの実力のほどがわかる。なおこのとき、ツミレに対してちょっとした萌え的な感情を覚えた人がいたであろうことを指摘しておきます。
 
 さて、アルパは、この小説では数少ない「本懐を遂げた」キャラの一人です。実際の所当初の目的が果たせたのは両性院男女とこのアルパのみと言っても過言ではなく、それもそのはず、他のキャラクターがあくまで「自陣営の勝利」を目標にしていたのが、この二人だけ超個人的な使命感(欲求)に従って行動していたのだから当たり前です。アルパは一応生徒会側ですが、彼の行動やらなんやらから「生徒会の勝利のために」というような心情はかけらも出てきません。。転校生とぶつかる前の待機時間に「鏡子の手で自慰するのに飽きた」という、開いた口がふさがらないような理由で消え、その後の消息がしばらく途絶えることからもわかります。読者がそろそろ存在をほとんど忘れてしまったころにまた下半身丸出しででてきて、銃の乱射を受けながらセクハラを行っている有様で、最後に自分を襲っている女性に爆殺された際のアルパの幸福感は誰にもわからないでしょう。とにかく、初登場時の期待感、予想を変な方向に裏切った対鏡子、異常性をいかんなく発揮した中盤、そして退場と、ダンゲロスを通して常に変態であり続け、なおかつ主人公でもないくせに自身の目的を達してしまった夢見崎アルパ。読み終わった後も、どうにも印象に残ってたまりません。しかしソナーの能力が一人にしか反応しなかった理由がこれっているのが、なんど思い返しても面白すぎる。


鏡介
 p142から怒濤の5ページを繰り広げるナチュラルな変態。この変態がアルパと違うところは、やってることはアルパ以上の変態行為のクセに妙な爽やかさを伴っている点に他なりません。俺は本を読むときに脳内でビジュアル化する癖がありますが、けっこう本気で気分が悪くなった。『鏡介』の章の異常っぷりは読んだ方ならおわかりだと思いますが、しかしこの少年、なかなか登場しない。いや、これも読んだ方なら、あの鏡子と死闘を繰り広げた魔人である、ということがおわかりだと思いますが、果たして初見の時に看破された方はいるんでしょうか。よくよく読み返してみればなんだか「気づかないのは異常」レベルで描写されているのですが、不思議と俺は気づきませんでした。ぶっちゃけもう一つの世界で名前が出てきたときが初めてでしたね。なぜだかは俺にもわかりませんな。曾祖母の能力も振り返ってみれば鏡子まんまなのですが。
 この鏡介の曾祖母が鏡子だと気づいたのもその時で、そもそも学園祭の章までは「そういう別の(時間軸すらも異なる)世界がある」という事すらも望外のことで、だったら転校生はなんなんだと言われたら我ながら浅慮を恥じる次第ですが、とにかく鏡介少年は一度も「ハルマゲドン」中に登場してこないのであって、どうにも本編中は影が薄い。そもそも鏡子と戦ったのも一年前だし。負けてるし。
 ほとんど出落ちの域ですが、その実力は鏡子と逼迫し、転校生として参戦していれば魔人全滅は避けられない事態であったでしょう。鏡子との戦いは圧倒的なまでの迫力を持ち、どうしてわざわざ股間を弄りあってるのかというツッコミすら忘れてしまうほどであります。その場に俺たちがいたら死んでいるかド正義の用に見入ってしまう他になく、誰にもツッコませないほどの真剣勝負でした。
 この鏡介、ド正義たちの回想でたびたび出てきており、転校生であっても不死身ではないというお手本になっています。そういうわけで回想だけながら登場回数は多いのですが、彼らが知らないからでしょう、名前は一切でてきません。ダンゲロスは伏線の数が史上希に見るほどある作品ですが、とりわけ両性院の秘密とこの鏡介に関しては、かなり綿密に設計されていると思われます。いや、どうなんだろう。鏡介に関しては気づいている人も多いかも知れない。なにせどの感想やレビューを読んでも触れられていないのでよくわかりませんが、少なくとも俺は気づきませんでした。大事なことなので二度。他世界の学園祭においてようやく名前がわかるので、多分ここがネタバレ点なのだと思います。多分ね。
 鏡介は、もう一つの世界ではまさに出落ちだったようで、揚々と出てきたあげくに邪賢王とド正義率いる魔人連合にボコボコにされたあげく鏡子にレイプされ、しかも元の世界にも戻れずに橋の下で暮らすというよくわからない平和な改変をされているのですが、調べたところどうやらこちらの方が元ネタに近いようです。なるほど、元は転校生の癖に弱いというキャラなのね。
 ド正義や鏡子の回想のおかげでむやみに登場回数が多く、学園祭でイイ感じにオチているので結構な名物キャラでありましょう。なんというか、やっぱり初登場シーンが衝撃的すぎました。冷静な判断が出来ない。

スポンサーサイト

コメント

コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

プロフィール

星野ボウフラ/初緑

Author:星野ボウフラ/初緑
いろんなモノを目指しすぎて何をすればいいのかわかりません。とりあえず今やらなきゃいけないことを全部ほっぽり出して寝ます。

(GC)GAMEHA.COM
このページはGAMEHA.comに登録されました!

小説
SNOW VILLAGE
カテゴリー
最近の記事
名言・格言集
リンク
このブログをリンクに追加する
最近のコメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。