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ロードバイク買った

タイトルの通りです。ほぼ思いつきで買いました。しめて9万2000円也。

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ゲロ吐くダンゲロスを待つ ~飛行迷宮学園ダンゲロス~

飛行迷宮学園ダンゲロス―『蠍座の名探偵』― (講談社BOX)飛行迷宮学園ダンゲロス―『蠍座の名探偵』― (講談社BOX)
(2012/06/02)
架神 恭介

商品詳細を見る
 そろそろ新刊が発売されてもいいのでわないか。
 発売当初に読んでとりあえず乾きを癒やすことができた本作の感想文をなぜ、八ヶ月も経った今書くのかというと、再読したからに他なりません。あの頃は前の仕事を辞めて先の見えない状態でしたし、自分がWEB上に投稿しているキャッスルガード・ヒーローズの更新(初緑との合作)で忙しかったこともあって、ブログ関係はもうほぼノータッチでしたから、本作に限らずあの時期に消化した数々の作品の感想は今も私の頭の中です。

 ダンゲロス。現在マンガも連載されているスプラッタ異能青春小説のシリーズ、その二作目である蠍座の名探偵ですが、再読してもやはり面白い。風呂に入って読み始めて読み終わったので体中の水分がやばいことになってます。止めどきがない作品なのでむべなるかな。というか第六ポンプと南極点のピアピア動画を二冊買ってきたのになぜ既読のダンゲロスを読んでしまったのか今でもよくわかりません。第六ポンプはこれを書き終わったら読むつもりです。

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ライトノベルとはなんぞや ~肯定派VS否定派~

 昨今はライトノベルへの風当たりが強くなりつつあります。以前から決してよい立場にあったわけではありませんが、ここしばらくのライトノベルバッシングは、きっと好きな人から見れば異常と思えるほどに頻繁に、確たる勢力をもって行われているのではないでしょうか。
 私もライトノベル的な小説を書き、ゆくゆくはそれでメシを食っていきたいと考えている人間ですので、対岸の火事とも思えません。とくに「ライトノベルだからクソ」という文言は理解しがたいものなのですが、そういう評価を行う人が決して少なくないのも事実なのです。いたずらに感情的な反論を叫ぶより、ここは一つ「それではライトノベルとはなんぞや。ライトノベルはなぜ『ライトノベルだから』嫌われているのか」を考えてみましょう。
 私のこういった記事はいつでもだいたい脳内ソースで書かれてありますので、オタクの世迷い言だと思って一つ、気楽に読んでみてください。

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PS2ゲームの思い出

友人のツイートに触発されたわけでもないんですが、PS2アーカイブスが発表されたので彼に便乗してなつかし語りします。といっても25タイトルも上げるほど心に残ってはいないので、今でも思い返せるタイトルを。

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一太郎承買った


 作った文書が電子書籍に!

 という売り文句にノせられて発売された最新バージョンを購入しました。

 一太郎はずっと使ってきたソフトですが、ぶっちゃけテキストエディタ以上の機能を利用していたわけではありませんでした。本当に文章を書いて印刷するだけ。そんなわけで2005から全然バージョンアップしていませんでした。
 今回、ものかきとして一番注目の機能はもちろんEpubに書き出せるというもので。
 できれば自分で編集/書籍としての体裁を整えられるくらいになりたいなぁと。
 
 そんなわけで、ソフトが届いてから一日いじってみました。

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十月の映画総括

 十月は誕生月です。
 だからというわけではありませんが、近年まれに見る映画月でもあったので、まとめ。

見た映画:
 世界侵略:ロサンゼルス決戦
 ファイナルデッドブリッジ
 グリーン・ランタン
 カウボーイ&エイリアン
 猿の惑星 創世記
 三銃士

 大学の頃は映画館でバイトしておりまして、研修名目でタダ見できていたので年に7、80本は映画館で見ていたのですが、最近はなかなか通う機会がありませんでした。二ヶ月に一回とか。
 オヤジの影響で映画好きになったのにこれは寂しい。というより結構ストレスがたまりつつあったところ、九月から十月にかけて面白そうな映画のラッシュ!
 これは久しぶりにハッスルせねばなりませんな! ということで久しぶりに通いました。本当はミッション:8ミニッツも見る予定だったんですが持ち越し。

 評価というか感想としては、6作中4作が上々。グリーン・ランタンがそれなり、カウボーイ&エイリアンがぐだぐだ、という感じ。カウボーイ&エイリアンはこちらで変な期待を膨らませていたのも原因ですな。でもダニエル・クレイグとハリソンフォードがエイリアンとガチで西部劇するよ! となれば世紀のバカ映画を期待してもよかろうもんでしょう。まじめに作りすぎです!


・世界侵略:ロサンゼルス決戦
 宇宙人侵略モノです。この映画がほかの侵略SFと異なるのは、完全に一部隊の視点で話が進むところ。トム・クルーズ版宇宙戦争と同じですな。こういう映画には必ずといっていいほど出てくる大統領も出てきませんし、最初の侵略もテレビ画面越しです。
 全体的な印象はブラックホークダウンと似ています。なんというか、政治シーンを出さないのがFPSゲームのよう。最初から最後までドンパチやってるので、アクション映画が好きな人にはお勧め。敵があんまり宇宙人的な強さじゃないけど。

・ファイナルデッドブリッジ
 前記事参照。超オススメ。シリーズものですがあえて途中から見るなら今作から。ただしクライマックスはあまりファイナルデスティネーションシリーズっぽくない。

・グリーン・ランタン
 3D効果がグッド。逆に言うと映画館でのロードショウが終わった今となっては普通のアメコミもの。主人公が緑なので期待してましたが、グリーンホーネットの方が俺は好きです。あ、音楽はすげえよかった。

・カウボーイ&エイリアン
 期待していただけに肩すかし食らった気分でした。なぜカウボーイを選んで普通の侵略モノやった。「敵か、味方か」というあおりと「VS表記じゃない」タイトルにミスリード食らいましたが、普通のカウボーイVSエイリアンです。普通。俺はてっきり宇宙人と協力してアラモみたいな感じなのかと思っていました。

・猿の惑星 創世記
 見るべき。連れは泣きまくってました。終盤に突入するきっかけとなるシーンは映画史に残ると思う。ぜひ映画館で、ほかの観客と一緒に唖然としてほしい。家で見たら絶対に味わえない驚き。詳しく書くとネタバレになりますが、字幕の方がイイヨ。

・三銃士
 ポスターの通り、見る前に予想できる通りの痛快アクションコメディ。アンパイです。最初から最後までわかりやすくエンタメしてるので見てて非常に楽しい。ミラ・ジョボビッチの寄せてあげてな谷間が見られるのは三銃士だけ!
 まあ普通に美人なんですけど。ほかのキャストも美男美女揃いで、こう、なんていうか、っぽいなぁって映画です。そうそう、イメージ的にはジャッキーチェンの80日間世界一周。あれと同じ雰囲気ムンムン。あれも大好きです。定期的に見たくなる映画。

 

ファイナルデッドブリッジを超オススメする理由

 ファイナルデスティネーションシリーズの最新作が公開! これは見に行かねばならん! ぜひ公開初日に! ちょうど休みだし1000円デーだし!

 というわけで1日にファイナルデッドブリッジを見に行きました。なんで今頃書いてるのかと言われると、なんでなんでしょうか。

 ファイナルデスティネーションシリーズもついに5作目を数え、ホラーとしてもある程度の立ち位置を獲得してきている頃だと思います。1作目をスカパーかペーパービューで見た時の衝撃はハンパなく、人がどんどん死んでいくのに殺人者もモンスターも出ないという斬新すぎる切り口に危うく土下座しそうになったほどです。
 コンセプトとしては間違いなく新ジャンルを開拓したといえましょう。むしろ独特すぎて後追いなどできないほどの発想勝ちで、よくもまぁ思いついたなこんなの、と今でも脱帽したままかぶり直せない状態です。
 
 とはいってもホラーですし、決して誰でも知っている作品ではないでしょう。というわけで今回は思うさまファイナルデスティネーションシリーズのことを垂れ流したいと思います。シリーズ未見の方、デッドブリッジまで見た方用にわけてお送りします。過激な表現が頻発しますが、あくまでもフィクションであり映画であり現実のなんやかやには関係ありませんのでご注意。


未見の方向け:
 ファイナルデスティネーションというタイトルは「最終目的地」という意味で、主に電車の終点や飛行機の目的地などで使われる言葉です。ホラーたるこの映画の場合、最終目的地はすなわち「死」なんですが、このタイトルがまたいいんですよね。完璧にこの映画を言い表している。
 ファイナルデスティネーションには、いわゆるモンスターは出てきません。最大の特徴でありウリです。このシリーズで主人公たちの命をつけねらうのは「死の運命」という、存在すらしているのかどうか怪しいものです。

 シリーズで共通しているあらすじをここに書くと「大事故によって自分が死んでしまうことを予知してしまった主人公は、間一髪でそれをのがれる。しかしその後、主人公とともに助かった人々が一人、また一人と不可解な死をとげていく。もしかしてこれは、本来事故で死んでいたはずの彼らを、死の運命が捉え初めているのではないか」というものです。
 原因はよくわからないけれど、主人公(シリーズによって異なる)は必ず、自分が大事故に巻き込まれる予知夢を見ます。この事故の描写がまたド迫力なんですが、とにかく目覚めた主人公は、夢の通りに推移していく状況に恐怖を覚え、そこから逃げ出す。このとき、何人かの人間が望むと望まないとに関わらず現場を離れます。彼らが避難した後に本当に起こってしまう大事故。生き残った彼らは主人公を奇異の目で見ながらも、それぞれの生活に戻っていく。しかし、ある時、そのうちの一人が事故で死んでしまう……

 このシリーズは基本的にこんな感じです。前述したとおり「おまえらは死ななければいけないんだよぉ~」と鎌を持った死神が出てきて首を飛ばすような映画ではありません。各登場人物は、まるで事故のように、いろいろなアクシデントで死んでいきます。それはさながら、自ら死地に赴いていくようにも見える。さまざま要因が絡み合い、死に吸い寄せられるように。うまく危険を回避したと思ったらそこにこそ致命的な凶器があったり、あるいは本当に一瞬で死んでしまったり、映画はさながら死亡シーン集と言い換えても過言ではありません。もちろん登場人物は誰も死にたくないのであがくわけですが、それがはたして本当に死から逃れているのか、それとも今とっている行動こそが死の要因になってしまうのかがさっぱりわからないあたりが引き込まれる最大の原因でしょう。死の原因は至る所にあります。刃物、鈍器、いやいや、凶器とは限らない。こけたところに突き出た岩があったり、一歩踏み出したら崖だったり、まさに見える限り全てのもので死んでしまう可能性があります。

 そう、この映画で登場人物を殺すのは怪物ではなく、身の回りにあるものなのです。何らかの表紙に跳ね飛んだ包丁が首を切るかもしれない。倒れてきた看板につぶされるかもしれない。ボールが転がったことから連鎖的にアクシデントが起き、最終的に頭がつぶされる、という風が吹けば桶屋が儲かる的なギャグめいた死に様を見ることもできます。(というか、この映画の場合ガチで「風が吹いたら人が死ぬ」な展開なんですが)

 上記の要素が真価を発揮するのは、実は何でもない日常の風景なのです。主人公たちが歩いている、または喋っているその場所が、ほんの些細なことから惨状になってしまう、という危険性が常にある。しかも日常とはすなわち、私たちが暮らしている日常でもあるのです。周りを見渡してみると、およそ凶器になりそうにないものばかりでしょう。町を歩いてみれば、確かに危険では歩けれども、十分注意していれば問題ないものだってあります。しかし最終的にその「およそ凶器になりそうにないものに凶器のあるところまで案内されてしまう」「十分注意していたはずの危険になぜか身をさらすことになってしまう」という恐怖。90分全てが死の危険。このスリルは半端ではありません。

 とはいっても、その死に様のいくつかにはあきらかに不自然なものがあります。絶対なにかが関与してるだろこれ、とか、こんな都合のいいタイミングで故障するかバカ、みたいなツッコミどころがあるのも事実です。実際のところ、あまりにも都合がよすぎる、という点は否めません。制作側も、目には見えない「死神のようななにか」をイメージしているのは確かです。それでもなお「ヒトコロスイッチ」とあだ名されるドミノだおしのようなアクシデントの連鎖は緊張感を与えてくれますし、それらのアクシデントの結果、すなわち登場人物の最終到達地、すなわち死の瞬間には「あー、いった!」となることウケアイです。

 逆に、これらの要素はすなわちストレスの要因にもなるのです。ぶっちゃけいつ死ぬか、なにで死ぬかがわからないのでは身構えるヒマがありません。となると少しでもなにかありそうな、いやなさそうなところでも常に「ショックシーンの備え」をしている必要があります。だいたい中盤から後半にかけては緊張しっぱなしなので、見終わった後は疲れていることやはりウケアイ。

 ファイナルデスティネーションシリーズは最初に書いたとおり、すでに5作目。しかし最初からみるのにこだわらない人は公開中のファイナルデッドブリッジから見るのも大いにアリです。今回は一作目とタメを張るほど丁寧に作られており、初めて見る人でもわかりやすい(多分)仕上がりになっています。雰囲気も一作目、もしくは二作目に近いものとなっていて、とくに登場人物が覚えやすいのがよい。最後にシリーズ過去作の死亡シーン集がなぜか流れますが、それで興味が出れば一作目から見てほしいと是非是非思います。まぁ3Dは料金高いんで、レンタルで安くあがる一作目から見るのも十分アリですな。個人的にはこっちをオススメします。

シリーズ一覧
ファイナルデスティネーション
デッドコースター
ファイナルデッドコースター
ファイナルデッドサーキット
ファイナルデッドブリッジ

 二作目と三作目のタイトルが超似ているのには理由がありまして、実は海外ではファイナルデスティネーション1~5で統一されています。おそらく二作目の発表時、
一作目がマイナーだったので2をつけるよりそれっぽい邦題をつけようとしたのでしょう。ジェットコースター的ホラーとかけたのかはわかりませんが、デッドコースターとなりました。そうしたら制作側がその邦題をエラく気に入ってしまったようで「じゃあ三作目は最初の事故をジェットコースターにしよう」となったときいています。困ったのは日本側で、肝心のタイトルは二作目で使ってしまっている。さてどうしよう、となって、苦肉の作的な感じで原題の「ふぁいなる」が付きました。ので、三作目以降の邦題は基本的にコンセプトとは全く無関係で、最初の事故がなにでおきるのか、を表しているに過ぎません。もうここまできたら邦題も
 
 ファイナルデスティネーション5:デッドブリッジ
 
 みたいにリライトしてしまえばいいと思うんですが、どうでしょうかね。



以下超ネタバレ:

尋常ではないネタバレです:

視聴前に読むのは絶対にオススメしません:




 6作目にして、最初の事故が完全な「事故」になりました! 事故は人為的ミスから、というようなものではありますが、やはり人の手がまったく入っていない事故が原因で死ぬ、というのはテンションあがるというか、いかにも死の運命らしくてベネです。デッドサーキットは最初の事故が人為ミス過ぎて、確かに巻き込まれるのも運命ではあるのですが、あまり納得いってなかったのもありましてデスね。全体的に俺の中でデッドサーキットの評価は低いんdeathが、というかそのせいもあると思うんですが、デッドブリッジの非常に盛り上がりました。
 また今回は冒頭の死が丁寧に書かれておりまして、誰がどの順番で死んだのかが非常にわかりやすい。ご存じの通りこのシリーズでは「死ぬ順番」が大きな意味を持っており、またその後の展開で「だれだっけコイツ」みたいなことがないわけです。見返すことができない映画館で、またツカミの見せ場であるド派手なシーンで、ちゃんと誰が死んでいるのかがわかる、というのはとてもヨロシイ。二作目から続く死ぬ順番お披露目としては上位の部類ですな。

 反面、その後の死に方には満足行かない点がありまして、とくにクライマックスのサムとピーターの戦いのシーンで拳銃がただの脅しであったのはなんともいいがたいモニョモニョ感が残りました。確かにピーターは死を回避したように見えるのでサムが殺さなければならないのはわかるんですが、それにしたってあの拳銃はもっとギミックに組み込まれてしかるべきじゃないのかと強く主張する次第であります。最初の死でもそうですね。このシリーズ、漏電がカマセ扱いになっている気が。いや、そういや漏電が原因で一人死にましたね。直接の死因じゃないですけど。でもトッドや二作目の歯医者のシーンなどを見ても漏電はカマセですよやっぱ。

 このシリーズは作品ごとに微妙にタッチが変わっていまして、二作目では死ぬ順番が逆、三作目は死のヒントが写真に、四作目は主人公が二回予知を見る、今回は二作目で不発に終わった連鎖からの脱出方法が新たに加わっております。二作目と同じ疑問がわきまして、はたしてこの方法、真実なのか、という点ですね。

 実際二作目の方法も完全に否定されてしまったわけではなく、あれは単に主人公たちが「本来死んでいなかったはずの人に望みを託してしまった」という間抜けな勘違いをしてしまったことが原因での失敗です。実際連鎖に巻き込まれてしまった人が新たに命を得た場合はどうなるのか、についての答えはでていません。

 しかし、今回はまた勝手が違うんですよね。これまで一貫している法則として「死を回避したら順番がとばされ次の人が死ぬ。そして一巡したらまた死の危険にさらされる」というものですが、どうやえこれが崩れているような、崩れていないような感じなんですよね。

 中盤、黒人が故意ではないにしろ人を殺めてしまいます。このときすでに「死を逃れるためには違う人間の命を差し出す」と回避方法の示唆がされているわけで、この時に視聴者が感じるのは「これで黒人の兄ちゃんは連鎖から逃れられたのか」ということです。すると次に社長が死に、黒人は死を回避したことがわかる。この時点では「死を差し出したことにより連鎖からはずれた」のか「死を回避したためにジャンプした」のかはわかりません。
 クライマックスにてピーターが刑事の命を奪います。さてこの時はどうでしょうか。実はこのとき、ピーターにはあまり死の危険が見られません。拳銃が熱せられていて、というようなことはありますが、この時点ではピーターが死を回避したのか、それとも実はまだ「そのとき」が訪れていないだけなのかがわからない状態です。そのためこのシーンでは、はたしてピーターが死ぬのか、順番で言えばその次のサムが死ぬのか、といったシリーズ史上初となる緊張感が味わえるのですが、結局はサムがピーターを殺します。
 わかんねえよ!
 これは「本来の順番通りピーターが死んだ」のか。それとも「ピーターは刑事の命を奪ったことにより死の連鎖から逃れていたが、その命を今度はサムが奪った」のかがわかりません。物語的には後者と捉えられています。その後拳銃やっと暴発しますが、これがサムにあたらなかったのが「そのときではない」だけなのか、それともサムはついに連鎖から逃れたのか、はたまたこれは死を回避して、順番がジャンプしたのか、これがわからない。

 そしてラストです。シリーズファンにはたまらないシーンの後、おおかたの予想通りサムは死んでしまうのですが、これが「そのときがきた」のか、それとも「連鎖は脱出したが、別のイベントに巻き込まれたのか」がわからない。もう一つの予想として「サムが寿命をもらった刑事の死亡予定日がその日だった」というものもあります。
 
 さて、サムが死んだ後、やっぱりおおかたの予想通り黒人も死にますが、やはりこの時も「サムが死んで再度順番が回ってきたのか」それとも「別のイベントに巻き込まれたのか」はたまた「殺人で得た寿命がこの日尽きたのか(彼が殺したのは、もともと脳腫瘍かなにかでいつ死んでもおかしくない状況だった)」のかがやっぱりわからないんですよね。今作の最大の疑問点というか、これ答えによってはシリーズ終了じゃね、となってしまう恐怖。だからうやむやになっているんでしょうけど。

スコット・ピルグリムVS俺



 ショーンオブザデッドの監督である!
 これだけで見るべきなのに(まだショーンオブザデッド以外見てませんが)予告が明らかに面白げで、いつの間にやら公開して終了していたスコット・ピルグリムがTSUTAYA TVで配信されていたので見ました。

 オタク少年が惚れた相手の元カレどもをちぎっては投げちぎっては投げというあふれ出るバカらしさにほくほくして視聴開始したら、

 以外にも強敵だったので戸惑いを隠せません。


 正直、見終わった後にいろいろ捻くり返しても、面白かったのかつまらなかったのかがよくわからない。かといって「フツー」な映画だった訳でもなく、なんとも奇妙な後味の映画であります。まあ、その理由は結構はっきりしているというか、大部分は筋にあると思われるのでチラチラ書いてみる。

あらすじ
 バンドが趣味のオタク少年スコットは、夢の中で出会ったラモーナに一目惚れ。後にリアル世間でも出会った彼女に思いあまって告白したら以外にも速攻でOKの返事がもらえ、当時つきあっていたチャイニーズ系の少女とフタマタをかける。過去の男から逃れてきたというラモーナの話を聞きつつ親密になっていたスコットの前に、突如見知らぬ男が現れて、ラモーナとつきあいたければ俺たち邪悪な元カレ軍団を倒すのだな! と決闘を仕掛けてくる。スコットは見事ラモーナを自分のものにできるのか!?

 という、あらすじで書いてしまうとヒジョーにわかりやすい話ではあるんですが、それが実際のフィルムになるとどうにも難解になってくる。いや難解というより根本的なところをすっ飛ばしているというか「こまけえこたぁいいんだよ!」という監督の雄叫びが聞こえてきそうな展開で、とにかく話がジェットコースター気味に進んでいく。スコット少年は七人の敵と戦うわけで、120分÷7ですからかなりの密度です。矢継ぎ早に出てくる元カレ軍団と超常格闘技バトルしていくスコット少年ですが、不思議なことにこのバトルで繰り広げられるマトリックスばりのアクションについては全く触れられない。説明どころか他キャラのリアクションもありません。

 この「他キャラのリアクションがない」というのが見ている観客(俺)を理不尽の夢の国に誘う原因でして、眼前で繰り広げられているバトルをどう処理していいのやらさっぱり理解できないんですね。これは「そーいうものとして見る」べきか、それともなんかのメタファーとして見るべきなのか(普通こういう見方はしないんですが、あまりに脈絡がなかったので)、混乱している間に話は進んでいく。一人にかかる時間はそう多くないので以外と短時間であっさり終わるんですが、負けた相手がコインになって消えてしまうのも怖い。死んだの? 大丈夫なの? 世間的にはこれどうなってるのかしら、と、おそらくこの映画には不要な心配をしたまま、物語に引きずられていく形で見ていく。

 筋が説明されないのはワタクシにとって非常に恐怖なことでして、逆にいうと筋が通ってさえいれば基本的には楽しいのですが、そしてこの映画、大筋ではスコット少年がすべての問題を片づけてラモーナとくっつけるのか的なものが一貫してあるのですが、ちょこちょこ挿入される異次元シークエンスが邪魔をする。つーか映画の盛り上がり的にはこの異次元の方が見せ場なわけで、もはやワタクシの頭の中はシェイクされつくしてグルングルンです。
 そんな中で残機の伏線はわかりやすくてよかった、と思ったら最初の最初の伏線なんだかなもう一人のスコットが出てきて、しかもバトルなしで仲良くなってイミフ。というのは笑いどころのはずなので、もはやいかに俺のメモリに余裕がなかったかが見て取れますな。

 反面、それぞれの超常バトルシークエンスの演出はわかりやすく一級品です。格闘技の応酬からド派手なエフェクトの撃ち合いから頭脳戦からと、相手ごとにバリエーションにとんだバトルシーンを見ることができるのはよかった。なぜそうなるのだと突っ込みたくなる展開の決着はあるにしろ、このあたりはそれらのギャグとしてスルーすることも可能です(バトルシーン自体をスルーできないのが上記の辛いアレなんですが)

 原作の話も基本的に映画と同じで脈絡なくバトルが始まるとのことで、むしろマンガであれば「ん?」と見直せる分優しいかもしれぬ。ノンストップで進むのは映画の魅力であり、同時に一見では隅々まで楽しめない可能性があるという一長一短なものです。スコット・ピルグリムはマンガも注目されていて、カナダ人が描いたにしては日本人にも受け入れられそうじゃない? みたいな噂がどこからかきこえてきたりする。あわよくば原書版をAmazonでお安くいただけないかと更新しています。
 
 この映画、名前を覚えられなかったのも結構苦労した理由の一つで、結局スコットとラモーナとギデオンしか思い出せません。あとはそれぞれの特長で思い出すんですが、キャラ自体は非常に立っておりまして、よくこんなのを集めたなと言いたくなります。冷静に主人公にアドバイスする同居人のゲイ、とやけに親密に連絡を取っているトムクルーズ似の主人公の妹(アナ・ケンドリック。トムクルーズ顔の女性って美人なんですよ)、オープニングで名前がでたときに目を疑ったクリス・エヴァンズ扮するムービースターのマッチョに、スコットの元カノの現カレの頭悪いDV男。双子のカタ何とか兄弟、レズ、ゲイに食われる妹ステイシーのカレ。もちろん主人公の属するバンド、セックス・ボブ・オムのメンツも最初から最後まで出ずっぱりで、彼らはなぜツッコミ役じゃないのだろうと終始頭を抱えていました(ツッコミ役というのは基本的にニホンの考え方らしいですが)

 というよりトムクルーズ顔のアナ・ケンドリックが美人すぎて、メインヒロインの二人が少しかすんでしまってたのが個人的には少し残念。ラモーナはヒロインには珍しいクールな性格でガタイもよく、別種のかっこよさがあったので個人的にはツボだったですケド。スコットより背高くね?

 原作がどこまでこの映画と同じなのかはわかりませんが(エンディングは違うそうな)、映画については「監督こういうナンセンスなの好きそうだものな。マッチしすぎて突き抜けたか」と誰もが思うようなハイテンションで突っ走っていったというか、まあ一見さんお断りですわなこれ。あらかじめ「こういう映画である」とよく理解しておかないとヤバい。こういう映画をほめてるのかけなしてるのかわからない言葉に「頭を空っぽにして見られる」というのがありますが、むしろこの映画を見るときは気を引き締めないとおいていかれます。現に優雅にゴロゴロしながら見ていたワタクシは、途中で元カレ軍団の残数を間違えて、いないキャラの出番を待っていた。

 ここまで書いて、そもそもこの映画は一見さんは見ないんじゃないかと思った。問題ないわ。

 恒例の重箱の隅タイムですが、邦題の「邪悪な元カレ軍団」は、映画の中でも何度も訂正されているのにアレでよかったのかと。

ATOK神対応

 一時間書いた文章が消えた! これだから保存癖のない私はオワタ

 何回かやってるミスなんですけどWinの癖が抜けないですねぇ。いっそのこと自動保存機能のあるアプリを探してみましょうか。
 
 表題の通りATOKがTF101に対応しております、というのに気づいたのが今日で、いかにワタクシがTF101についての情報収集を怠っていたかがかいま見えますが、とにかく対応しております。これにより、TF101の文章入力環境が実にPCの九割くらいまでアップしたといっても過言ではありますまい!
 以下、ATOK対応前との違い。


・ATOKの玉に致命傷であった全角/半角切り替えについて、ハードウェアキーの全角/半角ボタンへの対応(これだけでも神レベル)
・全角スペース入力に対応(マジで神レベル)
・中黒に対応(本気で神レベル)

 以前のエントリーで書いたTF101への不満がほぼ解消されております。まあ中黒三つで「…」には対応していなかったり(てん、で変換。もしかして中黒三つって正規の変換じゃないんでしょうか)単語登録に関しては相変わらず詳細不明(そこまで調べていない)だったりとPCレベル100%までには至ってはいませんが、劇的に改善されたのは間違いありません。コミックビューア、ブラウズ、ノベルビューア(という言葉はあるんでしょうか。つっても小説家になろうの作品なのでブラウズと変わりませんが。電子書籍はやっぱりSONY Readerで読んでます)、ニコニコ(3.1になってから安定して再生できるようになった気がする)といかにもタブレットらしい使い方(ハードウェアキーボードがただの電池)をしてきてしまいましたが、これからは変わること請け合いです。なにせ今も体験版をインスコしてこの記事を書いていますが、PCとの違いはほとんど感じられず、サクサクリと筆が進んでいるのですから。
 
 とはいっても、文字入力はともかく「文章を書く」ことについて、しばらくはPCの後ろをゆくことに代わりはなさそうですが。というのはAndroidタブレット端末の宿命ともいえる強制全画面表示ですわな。実際のところいくらマルチタスクでも一画面しか開けないのであれば物書き的にはあんまり意味がないというか、実際今書いてるこの画面、横が80文字くらいあってぶっちゃけ広すぎるんですよね。半分の40文字でいいので、そのあいてる画面をブラウザで使うなどして「調べ物しながら書ける(事前に調べて書きましょう)」という環境がないのは非常に残念。
 PCでは当たり前すぎるウィンドウ表示ができない、というのは以外とストレスを感じることもあったりなかったりするんですが、あんまりハードルあげてグチグチ言っててもクレーマーになるんで妥協は必要ですわな。今のところ文章入力については十分以上の改善となったわけですし、今でなら間違いなくいえましょう。

 Eee Pad Transformerのおかげで俺の文章入力ライフが最強に強まった件

 まあ大部分はATOKのおかげなんですケド

本を汚すのが好きなワガハイ


 誰も賛同してくれない悲しい性ではありますが、本を汚すのが好きです。誤解を恐れていうと、別にわざと泥を塗りたくったりくしゃみしたりするわけでなく、読んでいくうちに汚れていく、というのが好きなんです。

 普段ワタクシはあらゆる屁理屈を駆使して「本は読み捨てるべきもの」だと断言していますし、自分の小説もそのようなスタンスで書いています。というと知人などは「ナニを言ってるんだこいつわ」みたいな反応をしますが、またその信条にいたるロジックを俺自身もうまく説明できませんが、そのように考えています。
 ただまぁ、それではどのように小説を書いているのかときかれると自信でもさっぱりなんですが。

 前口上はこのくらいにして、思いっきり矛盾しますが、お気に入りの本があります。おいおい! とつっこむなかれ。背反した二つの事項が並列で成り立つのが人間という云々。
 いくつか挙げますと、

  • 新庄カズマ「浪漫探偵朱月宵三郎」シリーズ
  • マイクル・クライトン「タイムライン」(原書・訳書)
  • 酒見賢一「泣き虫弱虫諸葛孔明」シリーズ
  • サイモン・シン「宇宙創生」
  • 田丸浩史「ラブやん」
  • 手塚治虫「火の鳥」シリーズ

 あたり。読む本が偏っているボウフラさんですケド、特にこの辺は数えられないくらい読み返しており、まさにベストオブベストといったところです。
 
 これらの本は全部俺の手垢で汚れております。これがたまらなく快感という性癖。
 もともと本を綺麗に読むという習慣はなく、折り目も汚れも日焼けもバッチこいですが(水でふやけるのは勘弁)、とくにこの、自分の手垢で汚れている本がある、というのは一種の宝物的なステータスとも言えましょう。なにせ、それだけ読んだ証なのですから。綺麗に読んでも読んだ回数は一緒でしょ? と人は言いますが、いわゆるアンティーク萌えに通ずるちょっとオタク的な嗜好だと思ってもらえればいいのではないかと。また「読破したよー」と、内容とは関係ないところで満足感が得られるのもイイですね。

 日本の本は紙の質がよく、製本もしっかりしていますが、これがペーパーバックになるとずいぶん変わってきます。といっても日本のペーパーバックはピンからキリまであるため、洋書に商店を絞ると、

  • 湿気でふくらむ
  • 手垢が目立つ
  • 背表紙の折り目が目立つ
  • 表紙、裏表紙の角が折れる

 という特徴が目立ちます。特に最後のはカバーがないことによるペーパーバック特有の現象ですね。
 洋書のペーパーバックは「とにかく一冊にまとめる」というスタンスや紙が厚いせいもあって、分厚くなりがちです。その分背表紙も開き跡といいますか、とにかく折り目が付きやすい。また湿気を含んでふくらんだ本はフカフカしてちょっと柔らかくなり「ポイよなこれ、ポイ!」という興奮を味わえます。なんか描写を読みかえすと気持ち悪いですが。

 洋書で主に使われているフォントはにじみ具合が紙質と相性がよく、イイ感じにノっているのもベネ。洋書のペーパーバックはびっくりするくらい短期間で色が付きますが、以降はページを開くだけでえもいわれぬ快感に浸れること間違いありませんなマジで。ボロくなったタイムラインは手でいじってるだけで楽しい。もちろん中も楽しいですよ!


 さて。
 電子書籍推進派ではありますが、紙から電子に変わることによって一番残念なのがコレです。
 電子は劣化しません。これは非常に有益なことで、保存なんかに役に立ちます。
 電子は場所をとりません。非常に有益なことで、電子書籍一番のウリとも言えましょう。
 しかし電子は汚れないんですよねぇ。

 自分のお気に入りの本を汚すという楽しみが消えてしまう。
 これは非常に大変なことなのです。特に俺にとっては。

プロフィール

星野ボウフラ/初緑

Author:星野ボウフラ/初緑
いろんなモノを目指しすぎて何をすればいいのかわかりません。とりあえず今やらなきゃいけないことを全部ほっぽり出して寝ます。

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